当事者の時代

400ページ以上に渡る大作。

「当事者」の時代 (光文社新書)

「当事者」の時代 (光文社新書)

結論は予想していたものとは違っていましたが、いわゆるマスメディアの基本的立ち位置について丁寧に説明されていて、なんとなく理解できました。
視座を変えるのはマスメディアに関わらず、私たち個人も難しい。しかし、変化の時代だからこそ、克服せねばならない重要課題といえるでしょう。最近、歴史本を読むことが多いのですが、どうも日本という国は強いリーダーシップに引っ張られる国ではないようです。もともと1国家という意識もあまり芽生えないのかも。島国の良いところ悪いところが一気に噴出してますね。

写真がもっと好きになる。写真を観る編。

写真がもっと好きになる。写真を観る編。

当事者であることの大切さを考えながら、ふと手に取った菅原さんの本。
大御所の写真が一堂に会して紹介される書籍はめったにないような気がします。
前回のオレンジから草緑のカバーに変わったものの、それ以外のデザインは踏襲。
写真の印刷の質は前作よりも良いのでは。

最近、journalという言葉に惹かれています。
日本では、ジャーナリストというと報道家のような大それたことになってしまいますが、決してそういうことではなく、日常を記録すること。それがjournal。iPad アプリで登場したiPhotoにもジャーナル機能がありますし、evernoteを活用して自分なりのjournalを作りたいなと。まずは、learning jounalあたりからはじめたいと思います。当事者意識を持つためにも。